晋平太が日本ラップ協会を設立

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フリースタイルバトルの全国の頂点を決める『UMB(アルティメット エムシー バトル)』での連覇をはじめ、数多くのタイトルを獲得する埼玉県狭山市出身のラッパー晋平太が、「日本ラップ協会」を設立し今月から本格的に活動をスタートさせた。

幅広い世代がラップに触れて表現する楽しさを感じてもらおうと、

小学生から20歳ごろまで狭山市で育ち、レペゼン狭山のラッパーとして人一倍、次地元を愛する同氏。自身が開設するYouTubeチャンネルでも育った街を紹介し、今月には地元の名産・狭山茶の曲を制作し狭山茶のPRに取り組むなど、地域の活性化にも貢献している。その一方で、養護施設や中学校などに訪問し、ラップに触れたことがない子供やシニア層に向けて講座を行うなど、体験を通じて魅力発信に力を注ぐ健康的な活動で注目を集めている。

「日本ラップ協会」設立に対し晋平太は、「言葉遊びとか自己表現のひとつとして和歌や短歌があるように、ラップも同じように遊べるのではないかと考えたのがきっかけ。一人でも多くの人にやってもらいたいな。今までは知人とのやりとりが多かったが、社団がもっと大きくなって(自分の活動に)協力してくれるラッパーが協会に入ってくれたら全国各地で僕じゃなくても広めることができる。ラップをみんなで広めていくためには団体にする必要があった」と述べ、先月12日(土)には、協会のメンバーで言語学者であり、慶應大学の川原繁人准教授とともに、小学生から大人までを対象とした無料のラップ講座をオンラインで開講している。

1億総ラッパー化計画をテーマに掲げる彼は、「ただラップを普及するだけではなく、ラップは自己表現なので、ラップをすることによって自分のことを好きになれる。日本の特に若い子は自分のこと好きで、自分に自信がある人はおかしいと思われてしまう。でも自分のこと好きで自信を持って毎日を生きたほうが楽しいと思うし、自信を持って生きられる人を増やしていきたい」と、ラップや様々な経験を通し、人々の生活を豊かにしていきたいという。

昨今のニュースによって、ラッパー=クスリや暴力といった悪いイメージがつきまとっているが、実際は晋平太のようにクリーンで周囲のことを考えている人たちも多い。彼の活動にエールを送りつつ、日本のラップ文化の発展に期待しておきたい。

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晋平太