パリのテロ被害者を追悼するバンクシーの盗難被害作品がイタリアで発見

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2019年にフランスで盗まれたBanksy(バンクシー)の作品が、約1年半におよぶ調査の末、ようやくイタリアで発見された。

政治的・社会的な作品をストリートに投下し続ける匿名アーティストのBanksy。昨年盗まれた作品は、死者130名、負傷者300名以上を生んだ2015年のパリ同時多発テロ事件の被害者を追悼するために、事件現場のひとつとなった『バタクラン劇場』に描かれたものだ。

喪に服している少女の様子を描いた同作は、アングルグラインダーという工具を手にしていたフードを被った謎の集団によって盗まれた。窃盗当時、『バタクラン劇場』は「忘れてはならない記憶を象徴し、フランス市民はもとより、世界中の人々に帰属するバンクシーの作品が、我々より奪われてしまった」とコメントしている。

フランス通信社によると、盗難された作品は、フランス警察がイタリア中部のアブルッツォ州にある廃墟の農家の家宅捜索中に発見したとのこと。発見についての詳細は後日、記者会見にて報告される。

Banksyは、コロナウイルスとたたかうサウサンプトンの総合病院への作品寄贈や、ブラック・ライブス・マターを支持するアートワークの発表など、2020年も社会派の活動を続けている。さまざまな不安が解消され、2021年に東京オリンピックが開催されることになれば、日本国内でも何かメッセージを発信するかもしれない。

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Banksy