隈研吾が宇都宮駅東口地区のデザインを監修

ART/CULTURE /

新国立競技場や高輪ゲートウェイ駅など、ここ数年だけでも数多くの建築物を手がけてきた日本を代表する建築家の隈研吾。木材や竹、そして地域に根付いた和のエッセンスを取り込むデザイン美学から、“和の大家”という異名を持つ同氏だが、2022年11月、栃木県宇都宮市に新たなデザインスペースが誕生するようだ。

5月18日(火)に自らJR宇都宮駅東口地区に訪れた隈研吾は、現在建設中のコンベンション施設などを佐藤栄一市長に説明したという。この地域はLRTと呼ばれる次世代型の路面電車が開通する玄関口であり、その記念すべき日にあわせて都市開発が進められているようだ。東口方面には大型ショッピングモールをはじめ、「本田技研工業」や「カルビー」等の工業地区があり、餃子の街としても更なる発展を狙っている。

コンベンション施設は地上4階建てで、延べ床面積は約1万1500平方メートルもの地方ならではの規模感である。そして、2000人を収容する大ホールや会議室も備える予定とのこと。隈研吾はこの施設について「宇都宮を象徴する建物にするため、大谷石を主役にしている」と述べ、木材と大谷石を組み合わせて市の文化や歴史を表現するという。

栃木県には、那珂川馬頭広重美術館、石の美術館、JR宝積寺駅、ちょっ蔵広場など、数多くの隈研吾作品がある。未だコロナウイルスの影響により行動は制限されるが、完成の時を迎えた際は隈研吾作品をめぐるツアーをしてみてはいかがだろうか?